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肩こりとは首~背中の上部、肩~腕に関係する筋肉の緊張感、違和感、不快感、痛みなどをひとくくりにしたものです。 日本人のほとんどが肩こりを訴え、男性では2番目、女性では1番目に多い症状です。 長時間、同じ姿勢でパソコンを操作したり勉強したりすることで、首や肩周辺の筋肉に緊張が起こることで肩こりの症状が出ます。 また日ごろから体を動かしていないと、筋肉が普段使われないので、筋肉の緊張や疲労が起こりやすく、肩や首筋が硬くなります。さらに運動不足は血行不良を起こし肩こりの原因のひとつになります。 肩こりが酷くなると、頭痛や吐き気、めまいなどを訴える方もいらっしゃいますが、これらの症状は他の病気を伴っている可能性もあるので、重たい症状が続く場合は病院で診てもらうことをお勧めします。
更年期とは、生理が停止する(閉経)前後5年ほどの期間のことです。 日本人女性の閉経の平均は50歳、一般的には45~55歳くらいが更年期になりますが、個人差もあり最近では40代前半から更年期の症状が出る人が増えてきているようです。 更年期には、ホルモンバランスの変化で、肩こり、頭痛、めまい、ほてり、発汗、のぼせ、冷え、イライラ、便秘、下痢、不眠などの「不定愁訴」と言われる様々な不調がおこります。
また、症状の程度にはかなり個人差があり、少し気になる程度~起き上がれないほどのめまいでつらい思いをする方もいらっしゃいます。 ほてり、のぼせや頭痛、めまいなどは他の病気でも出る症状なので、重い症状が長く続く場合は、早めに病院で検査することをお勧めします。
5人に1人は片頭痛持ちと言われており、生理前~生理中にかけて頭痛が強くなったり、妊娠6か月頃に頭痛が治まり、出産後にまた発症することから、女性ホルモンとの関連が深く、20代~40代の女性に多く見られる頭痛です。 頭の片側に頭痛が起こることが多いことから片頭痛と呼ばれていますが、両側に痛みが出ることもあり、主にこめかみから目のあたりが発作的にズキズキと脈打つように痛みます。 片頭痛は、頭痛の前に閃輝暗点(目がチカチカしたり、ギザギザした光が見える)が起こることが多いのが特徴的です。 また頭痛の最中に光や音やにおいに敏感になったり、吐き気やめまいが一緒に起こることもあり、不調は数時間~数日持続します。
重たいものを持ち上げた時、前にお辞儀した時、急な腰の痛みを感じた時は「ぎっくり腰だ!」と思った方も多いのではないでしょうか? 欧米ではその急に起こる強い腰の痛みから「魔女の一撃」と呼ばれています。 一般的に広く知られているぎっくり腰ですが、正しくは「急性腰痛」と呼ばれています。 ぎっくり腰になるときは、くしゃみした時や立ち上がろうとした時など、様々な状況がありますが、実ははっきりとした原因は分かっていません。 ほとんどが3日目から痛みが引いていき、1週間~2週間ほどで自然に回復していきます。 もしも、1か月経っても痛みが全く引かない、しびれや麻痺が出てきた、ということがあれば内臓の病気や腰椎椎間板ヘルニア、骨折などが原因で腰痛が起きている可能性があるのですぐに整形外科や病院で診てもらうことをお勧めします。
坐骨神経痛とは、腰から足まで伸びている「坐骨神経」が圧迫されたり、刺激されたりすることによる痛みやしびれの症状のことです。 初めに腰痛が起こり、悪化するとお尻や太ももの後ろや外側、ふくらはぎ、すね、足先などに痛みが広がりしびれも出てきます。 さらに悪化すると痛くて動けない、麻痺してしまい内臓にも影響が出る方もいらっしゃいます。 神経が圧迫、刺激され坐骨神経痛が起こる原因は様々ですが、年齢が若い方に多いのは「腰椎椎間板ヘルニア」、ご高齢の方に多いのは「腰部脊柱管狭窄症」です。
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰骨(腰椎)の間にあるクッション(椎間板)が飛び出している状態(ヘルニア)のことを言います。 椎間板というクッションは、腰にかかる体重や重力などの負担を和らげる働きがあるのですが、そこに負担がかかりすぎると潰れて飛び出てしまいます。 この飛び出た部分が坐骨神経を圧迫、刺激してしまい痛みやしびれを発症します。
腰部脊柱管狭窄症とは、坐骨神経の通り道(脊柱管)が腰の部分で狭くなっている(狭窄)状態のことを言います。 重たいものを抱えたり、長い時間前かがみになっていたりすると腰に負担がかかり、腰骨がずれる(腰椎すべり症)ことによって坐骨神経を圧迫、刺激して腰痛やしびれを発症します。 また、50歳を超えたあたりから老化により坐骨神経の通り道が狭くなり、圧迫、刺激されて坐骨神経痛を発症します。 脊柱管狭窄症は歩いているときの痛みやしびれが座って休んでいると軽くなり、また歩けるようになる(間欠性跛行)のが特徴的です。
腰痛は日本の約8割以上の方が経験するとされているほど身近な症状です。 男性では1番目、女性では2番目に訴えの多い症状で、その数はどんどん増えています。 腰痛の原因にはさまざまありますが、ぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアなどはテレビなどでも多く取り上げられているのでよく聞く症状ではないでしょうか? 他にも内臓や血管の病気、細菌感染、がん、などが引き起こす腰の痛みもあり、はっきりと原因が分かる腰痛は全体の15%ほどしかありません。 残りの85%はレントゲン検査などで原因が特定できないもので、運動不足、睡眠不足、栄養不足や心の状態などが影響していると言われています。
頭痛は、肩こり・腰痛などと一緒に国民病とも言われており、日本人の約4人に1人が頭痛で悩んでいます。 とても身近になった頭痛ですが、痛みや症状によって対策が違ったり、時には命に関わる病気が潜んでいることもあります。 一般的に知られている頭痛とは首や肩、背中の筋肉が硬くなり、血流の循環が悪くなって頭が痛くなる『緊張性頭痛』のことを言います。 ※また『片頭痛』も良く知られていますが、片頭痛については片頭痛のページにてお伝えします。
頭痛で悩んでいる方の約7割が緊張性頭痛と言われており、男性よりも女性に多く見られます。 首、肩、背中の筋肉の緊張による血流の循環不良により、頭全体や後頭部に重たいようなズーンとした鈍い痛み、キリキリと締め付けられるような痛みが出るのが特徴的です。 症状が悪化すると、ほぼ毎日同じような痛みが起こる方もいらっしゃいますが、痛みを我慢するか頭痛薬で痛みをごまかして仕事や家事を行う方が多いです。 また、頭痛の中には脳の病気に伴って発症し命にかかわるものもあります。 典型的な症状として『今まで経験したことがない突然の激しい頭痛』を伴う、くも膜下出血があります。 これは明らかに変だ!と感じたときは病院を受診してください。